美容診療

 医療レーザー脱毛について

ムダ毛処理は定期的に行わなければならず大変です。処理が面倒なばかりかお肌にダメージを与え、黒ずみの発生などデメリットもあります。
当院ではレーザー脱毛を行っています。この方法は、レーザー照射によって効果的に毛包組織にダメージを与え、生えなくするという医療行為であり、結果として、自己処理の回数が少なくなりお肌へのダメージが少なくなります。主に女性のわき、腕、脚の脱毛、男性の体幹部、腕、脚の脱毛を行っています。より安全、安心感をもって受けていただけるよう、脱毛の原理から具体的方法までわかりやすくご説明するカウンセリングを心がけております。

NEXTPROレーザー脱毛

医療レーザー脱毛のおはなし

Q どうして脱毛が達成されるの?

A→機械が“黒い色”に吸収するレーザー光線を出します。
→レーザー光のエネルギーが熱に変わります。
→毛を包む組織(毛包)に熱が広がり、
毛包の親となる細胞(幹細胞)が破壊されます。
→その結果、毛が生えなくなるのです。

Q 1回の治療で終わらず、数回を要するのはなぜ?

A 毛は、成長期、退行期、休止期と3つの時期(毛周期)の状態が入り混じっています。

レーザーが効く時期は、メラニン豊富な“成長期”にある毛のみで、

わき毛は成長期30%(4か月)、休止期70%(3か月)
→1回の治療で30%の毛しか反応しません。
上肢は成長期20%(13週)、休止期80%(18週)
→1回の施術で20%の毛しか反応しません。

加えて、レーザーによる(赤くなったり、浮腫が起きたり)反応は個人差が大きい
ため、初回の設定は“弱く”から始めざるを得ず、様子をみる必要があります。
以上から、治療は数回を要します。

Q 毛周期以外でレーザーが効かない条件とは?

A→毛包内に黒い毛がないとき。
→白髪になってしまった毛。
 または
→毛抜きをして毛包に黒い毛がない時期。
 毛抜きをやめ、時期を改めればOKです。

Q 考えられる副作用と予防法は?

A 一番は、発生した熱による やけどです。

メディオスターは、冷却装置がついているので、皮膚を冷やしながら照射
できるため安全性が高く、痛みを軽減できます。

また、レーザー光は、1秒間に9発といった、ごく短時間照射され、
周囲への熱の拡散を防ぎながら、

ターゲットとなる毛隆起へは、徐々に蓄熱される設定になっている点が
この機械のメリットです。

Q 実際の照射法は?

A 剃毛したお肌にジェルを塗布し、冷却しつつ照射します。
ハンドピースは一方通行動かします。(冷却→照射の順に)

広い範囲を施術する際は、円を描くように動かします。

以上の照射法を同じ部位で数回繰り返す。

Q 照射中や照射後はどのような感じますか?

A 照射直後の皮膚の変化は、毛穴に一致した赤い点々がでてきますが、全体の発赤は強く起こらない程度です。患者さんはチクチク感、温かい感じがします。“不快な熱さ”では強すぎですので、頻回に確認しながら施術します。

Q 脱毛に使用している機器は?

A 当院ではドイツ製で、日本の薬事承認 かつ米国FDA認可のメディオスターNeXT Proを使用しています。本機はダイオードレーザーと呼ばれる機器の一つです。特徴として、①低いエネルギーで照射するため治療時の痛みが少ない、②強力な冷却装置を備え、発赤や浮腫がほとんど生じなくお肌に優しい、②広い面積を素早く処置でき、一回あたりの治療時間が短いことが挙げられます。

Q 医療レーザー脱毛を希望する場合の流れは?

A まずはお電話でカウンセリング日時をご予約ください。脱毛の原理、リスク、費用等についてご説明し、この日は終了となります。カウンセリングは無料です。また、脇脱毛にかぎり、当日初回お試し施術を承ります。

レーザーやIPLによるシミの治療

お顔のシミで悩む方は多くいますが、シミにもいくつかの種類があり、治療へのアプローチが異なります。日光性黒子、雀卵斑(そばかす)、肝斑、炎症後色素沈着症が主なものです。最も多い日光性黒子は別名“老人性色素斑”とも呼ばれ、お肌の”紫外線による老化”の結果生じます。治療法の大まかな選択としては、

[1]1~2個のシミだけ何とかしたい。治療後に10日間絆創膏を貼るのはOKで、肝斑のない方 → レーザーがおすすめ。
[2]細かいシミが多数ある、そばかすが気になる、施術後、絆創膏で隠すなど、日常生活に支障がでない治療がご希望の方 → フォトフェイシャルがおすすめ
[3]全体の色むらやくすみが気になる。肝斑が合併している方 → ビタミンC、トラネキサム酸の内服
[4]塗り薬による治療を希望される →ハイドロキノン、トレチノイン療法 など

肝斑の治療

肝斑(かんぱん)とは主にほほや額にみられる境目がはっきりした褐色のシミです。30~50代の女性に多くみられますが男性にも見られます。

メラニン色素をつくる色素細胞が活発に活動しているためで、原因としては、ホルモン環境や紫外線に加え、洗顔やメイク落としの際の””擦りすぎ””による機械的刺激が考えられています。当院では適切なスキンケア指導と、トラネキサム酸の内服を中心にし、画像撮影装置を用いて経過観察を行っていきます。そのことで改善の度合いが目に見えて実感され、正しいスキンケアが身につきます。

美容診療でのよくある質問Q&A 
Qどのようなシミにレーザー治療が効くのでしょうか?
Q光治療(フォトフェイシャル®)とはどのようなものでしょうか?
Q医療レーザー脱毛とは、また実際には何回くらいで効果があるの?
Q脱毛にはどのような機器を使用していますか?
Q脱毛を受けたい場合、その流れは?

Qどのようなシミにレーザー治療が効くのでしょうか?

A老化してメラニンをため込んだ表皮細胞を選択的に取り除く方法としてレーザー治療があります。当院ではQスイッチ・ルビーレーザーを用いています。”Qスイッチ”というのは、レーザー光を極めて短時間だけ作用させる機能で、それによりやけどのリスクを無くすることができます。ルビーレーザーは、メラニンに最も効率よく吸収されます。レーザーが有効なシミとは、境界がはっきりした黒い斑点状のシミと言えます。メリットは通常一回の治療で完結し効果がはっきりと表れることです。デメリットは、施術後一週間程度バンソウコウを貼る必要があることです(ダウンタイムのある治療)。費用はシミの長径1mmあたり1,000円となります。

レーザー治療機器
Q光治療(フォトフェイシャル®)とはどのようなものでしょうか?
Photofacial

気になるシミ・そばかす、くすみ、赤ら顔、毛穴の開きの悩みに対して、マイルドで施術後のダウンタイムのない美肌づくりをご提案します。フォトフェイシャル®はレーザー光のように単一波長の高いエネルギーを当てるわけではなく、マイルドな広い波長を照射する方法で、メラニンや血管の赤みに吸収されます。そのため、お肌の光老化(色素沈着、毛細血管拡張、毛穴の開大、皮膚の粗造)の改善が総合的に期待できます。フォトフェイシャル®とはルミナス社が開発した光治療器を用いたIPL治療のこと、当院では最新のStellar M22という機器を使用しています。この機械の特徴は、フィルターを入れ変えることで、メラニンによる色素沈着への治療と、血管拡張による赤ら顔への治療が一度にできます。また、冷却装置によって表皮の保護と照射の際の痛みが緩和されています。初診の方は、通常の診療を受けてください。シミが気になる場合でも他の疾患の可能性があり、鑑別診断が必要となるためです。フォトフェイシャルの適応となりましたら具体的なご説明をし、治療の日時を予約します。

(フォトフェイシャルについてさらに詳しい情報→「フォトフェイシャル協会」のHPをご参考ください。)

施術の流れ

(step 1)化粧台にてメイク等を落としていただきます。
(step 2)眼をゴーグルで保護し、照射部位にジェルを塗って開始します。お顔全体でも20分ほどで終了します。
(step 3) ジェルを拭いて、濡れタオルでクーリングし終了です。
月1回で、数回の治療を1クールとします。
(注意点)日焼けしている方は施術できません。直後にほてりを感じしばらく続く場合がございます。
しみやそばかすの部位は良好な反応の結果、小さいかさぶたが(マイクロクラスト)が生じ、1週間ほどで自然に剥がれます。レーザー治療と違って、テープ保護等の必要はございません。
治療直後よりメイク可能です。
1クール終了後も効果を維持するために、1~3ヶ月に1回を目安にメインテナンス治療もお勧めです。

フォトフェイシャル施術の流れ