5月31日から6月3日まで広島市で行われた日本皮膚科学会に参加してきました。

学会二日目の午後は講演等が少なかったので、厳島神社に観光してきました。昔、一度、鉄道とフェリーを乗り継いで行った記憶があるのですが、

平和公園(原爆ドーム)から宮島までは高速船で一気に行けるんですね。窓から勢いよく上がる水しぶきが見ながら進む航程はなかなかの迫力でした。雲一つない晴天も最高でした。

高速船の乗り場で、(いつも当院にお手伝いに来てくださる)T野先生、T田先生、医局の先輩であるO澤先生の御一行とたまたま遭遇し、ご一緒しました。引き潮だったため大鳥居まで歩いていくことができました。当然、革靴は泥だらけに。

今まで皮膚科学会総会は出席点を取って速攻で(土日の一泊二日で)帰ってきたのですが、新専門医制度が始まったため、単位を満たすためにできるだけ長い日数の滞在が必要となりました。

この制度下で専門医の資格を維持するためには自院の診療は連休にして参加せざるをえないため、患者さんにはご迷惑をかけることになり(もし今後、同じ科のドクターが地域から同時にいなくなる事態が生じれば)地域医療にも弊害がでるでしょう。e-ラーニングで単位が取れるなど、遠くに行かなくても済む方法になってくれればな、と強く思いました。

ただし、学会に出かけて人と会うことによるメリットも大きいのも事実です。昔一緒に働いた先生方とお会いでき、お食事やお話しをして刺激を受けられるからです。来年以降は診療にできるだけ穴をあけないようにして参加を続けたいと思います。

さて肝心の学会から感じたことは、新しい薬の登場や病気の理解がどんどん進み、皮膚科学が日進月歩であることです。

勉強してきたことはこれから少しずつブログに書いていこうと思います。