Q1仕事で使う手袋でかぶれているか調べたいのですが?
A1 はい。まずは、ご使用中の手袋の現物のパッチテストをおこないましょう。手袋を持参していただき、適当に切って背中に貼り付ける検査をします。その二日後に再来していただいて、貼った部位にかぶれが起きていれば、その手袋は接触アレルギー有りと診断します。

Q2その場合、手袋のどんな成分でかぶれているか調べたいのですが?
A2 よくかぶれの原因となるのは、ゴムの硬化剤が多いです。ほかにも加硫促進剤やゴムの老化防止剤などがあります。検査は、代表的な接触アレルゲンを網羅した「パッチテストパネルS」という試薬を用いてパッチテストを行います。この試薬には、ゴムの製品の関連だけで5種類の検討ができます。どれかに陽性となれば、その成分を含まない手袋を探す手がかりになります。

Q3ゴム手袋のかぶれの場合に、中に木綿の手袋を重ねて直接接触しなければ大丈夫でしょうか?
A3 長時間作業を行って、汗で濡れると手袋のアレルゲンが溶出し、かぶれてしまいます。よって、濡れた状態が長く続かないようにマメに綿手袋を交換できれば有効と思われます。

Q4ニトリル手袋の中でもかぶれにくい製品はありますか?
A4 ございますので、サンプルをお渡しします。大丈夫そうであれば(通販で)各自購入していただきます。

Q5ゴム手袋に限らず、原因不明のかぶれがおきており、検査したいのですが?
A5 先ほどのパッチテストパネルSは、金属や保存料、香料や樹脂など身の回りにある代表的な接触アレルゲンを検査できます。健康保険が適応されます。

Q6 金属アレルギーの検査のみ行いたいです。
A6 パッチテストによる検査は随時行っております。通院は3回必要で、当院の場合、月曜日か水曜日にスタートし、その2日後の7日後に判定の予定を組みます。結果については、簡易な記録表(無償)と、診断書(有償)となっており、ご希望の形式でお渡しいたします。