水いぼ=伝染性軟属腫は1817年に Thomas Bateman 博士が最初に病名をつけたそうです。200年経っていますが、いまだ米国FDAの認可した薬物療法がありません。アメリカでも第一選択となる特効薬が無いのが現状です。
外来ではピンセットでつまみとるのが確実ですが、痛みがあります。
ただし、放置しても、1年半くらいで70%自然消失する(いろいろな数字があり。2年で90%など)ことが多いですので、必ず治療が必要というわけではありません。
→2024 年12月6日 鳥居薬品「カンタリジン」を有効成分とした水いぼの塗り薬を 、日本国内における製造販売承認申請を行った、との報道がありました。本薬剤は、米国Verrica社が2024年8月よりYCANTH®の製品名で販売しているお薬です。本邦でも早く処方できるようになれば、と思います。