屋外行事や外での仕事で「マダニ」に咬まれる時期になりました。マダニは数ミリの大きさの虫で、肉眼で確認でき、樹木や草むらに潜んでいて、野生動物や人間に喰いつき、吸血します。
アウトドアから家に帰ってきて、首すじや耳の周囲に「黒い虫がくっついていた」ことではじめて気づくケースもあります。マダニのくちばし(口器)の構造は、釣り針の “返し”のようになって、引っこ抜こうとしても容易ではありません。自身で抜こうとせず、そのまま医療機関を受診してください。
(写真左)胸にくいついたマダニ (写真右)生け捕りにしたマダニ(動いている)
*必ず最寄りの皮膚科等を受診しましょう!
マダニに咬まれることで起こる問題点は
①虫を無理に引っこ抜くとちぎれて一部残る→ あとで皮膚の炎症やしこり(異物肉芽腫)の原因となる。
②まれに、マダニが細菌やウイルスなどの病原菌を持っていて、刺した人間に感染症を起こす。
マダニにご注意を!
-森林に入るとき、肌の露出を避けてマダニ咬症を予防しましょう!咬まれたら、皮膚科を受診してください!!-